GMNマンスリー(第15回)
Global Moms Network
「中学受験の間違い!」
〜今本当に中学受験で求められているもの〜
- 日時: 2012年11月4日(日)
- 会場: Willowbrook International school
- 東京都港区元麻布2-14-28
- 時間: 13:30~16:00
- 費用: 大人3,000円(※当日支払)
- 主催: 一般財団法人International Women’s Club JAPAN (IWCJ)
開催概要:
「中学受験のためのお勉強って、ただ単に点数を取るためのものでしょう?」
「偏差値が良くても生きるための知恵があるとは限らないでしょう?」
一般的には「中学受験のための学習」は、小学校教育から逸脱した内容であるととらえられることが多いようです。実際「子どもには勉強はして欲しいけれど、中学受験塾でやっているような詰め込み教育をさせたいとは思わない」というお母様も多いのではないでしょうか。
確かに一昔前までの中学受験では、重箱の隅をつつくような知識問題が出題されたり、中学生にも解けないような問題を出されたりすることが多かったようです。また多くの中学受験塾で導入されているカリキュラムは、普通の小学生にとってはかなり厳しい内容であるため、宿題を終わらせるのに深夜までかかったり、日曜日も祝日も塾に通うなど、精神的にも肉体的にも過剰な負荷が子ども達にかかっているように見えます。
一方で、最近の中学受験におけるテストの内容が、かつてのそれとは大きく変質してきているという事実もあります。「化石燃料と太陽光発電などの新エネルギーのそれぞれの問題点を挙げた上で、これからのエネルギー利用のあり方について君の考えを述べなさい(H22年度武蔵中社会)」テキストで学習する内容から離れ、大人でも「う~ん・・・」とうなってしまうような問題が出題されることもある、これが最近の中学入試の特徴でもあります。
今回のGMNマンスリーでは「中学受験の現状」をふまえ、それをクリアするのに必要な資質や学習内容についてくわしく分析するとともに、現在多くの進学塾でおこなわれている「早期教育」「詰め込み学習」といったものに鋭くメスを入れていきます。そして「教育において親がどう子どもに関わっていくべきか」「家族とは何か」という問いにも踏み込んでみたいと思います。未来を生きる子供たちに本当に必要な「教育」とは何か、是非この機会に考えてみてください。
宮本 毅(みやもと・たけし)氏:
1969年東京生まれ。私立武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学時代は教育心理学・社会心理学を専攻。卒業後、首都圏の大手進学塾での受験指導を経て2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去6年間でのべ5000名近くを動員する。2010年6月、『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)を出版。これまで中学受験では常識とされてきたことに鋭いメスを入れ話題を呼んでいる。他『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)、『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(中経出版)、『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(中経出版)、『ケアレスミスをなくせば、中学受験の9割は成功する』(中経出版)などを出版し、精力的に執筆活動をおこなう。いまノリにノッている中学受験講師の一人である。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。