GMNマンスリー(第8回)
「グローバル・ママの身体をいたわり、
健康を守るセルフケア講座」
- 日時: 2012年3月4日(日)
- 会場: JICA地球ひろば
- 時間: 13:30~16:00
- 費用: 大人3,000円
- 主催: 一般財団法人International Women’s Club JAPAN (IWCJ)
開催概要:
3月のGMNマンスリーは、産婦人科医で4人の女の子のお母さん、吉田穂波先生を講師としてお招きします。吉田先生は、ecomom(エコマム)オンラインでコラム「ママこそ美しくすこやかに」を連載されるなど、ママの心と身体の健康について積極的に情報発信されています。子どもの健康には気を使っても、自分のことはつい後回しにしてしまう・・・そんなママに贈る特別講座です!
~吉田穂波先生より~
なぜ、「お母さんのためのセルフケア」?
「ケア」という言葉には、優しくいたわり、良い状態にするという意味が込められています。ところが、忙しい女性は自分で自分の身体をいたわる時間をなかなかとれません。
私は日本で産婦人科医師として6年間診療をした後、2004年からドイツ・フランクフルトとイギリスのロンドンで、産婦人科医と女性総合診療医の研修をしていました。ドイツで第一子を出産し、子育てをして初めて「自分の心身のメンテナンスは後回しで、子どもの健康にばかり気持ちが集中してしまう」ということに気付きました。しかし、欧米の先輩ママたちはみな「お母さんがハッピーなら子どももハッピーよ!」と胸を張って、自分の体をケアしています。その方法も、女性ホルモン剤からアロマセラピーまで様々。
帰国後、女性総合外来でたくさんの女性を診療するにつけ、日本の学校教育や社会人教育では女性の体についての知識を得る機会がないことに気付きます。そして、「ちょっとした健康の知識があるだけで、心の持ちようは驚くほど変わるし、体調不良も改善される」ということを痛感しました。
知って得するセルフケアって、どんな内容?
診療中に女性の健康についてお話すると、「大学生の時にこの話を聞きたかった」「もっと早くにこれを知っておいたら、もっと楽だったのに」と言っていただくことがよくあります。例えば、プレ更年期症状、月経にまつわる不愉快な症状(月経前緊張症、月経痛など)の原因と対策、妊娠・出産を楽にするコツ、女性ならではのメンタルヘルス対策といったテーマです。また、女性が仕事を続ける時に大きな壁になるのが子どもの病気です。そこで、子どもの健康を維持するための簡単なケアについても触れたいと思います。
「この知識を味方につけて欲しい」というテーマを選りすぐり、大事なお母さんの体をもっと大事にしてほしいという気持ちをこめてお伝えします!
「健康について気になること」「穂波先生に聞いてみたいこと」を以下もしくは申込フォームのコメント欄にご記入ください:
吉田穂波(よしだ・ほなみ)紹介:
札幌市生まれ。幼少時はテキサス州ヒューストンで育つ。三重大学医学部医学科卒業後、聖路加国際病院で産婦人科レジデントおよびフェローを修了。名古屋大学医学系大学院博士課程を3年間で飛び級修了し、医学博士号取得。卒業後はドイツ連邦共和国フランクフルト市で産婦人科臨床研修。第一子を出産後、ロンドンでGP(General Practitioner家庭医)の研修を受け、帰国後は東京のウィミンズ・ウェルネス銀座クリニックで日本の女性総合外来の立ち上げに尽力。第三子出産直後に夫と3歳、1歳、生後一カ月の子供を連れて渡米し、ハーバード公衆衛生大学院で公衆衛生修士号取得。統計学・臨床疫学のスキルを学んだほか、世界の女性のワーク・ライフ・バランス、及び、女性のリーダーシップ、ネットワーキング、セルフ-エスティーム(自己尊厳観)の引き出し方、メディアコミュニケーション、栄養疫学、ハーバード流交渉術を学ぶ。卒業後はボストンで第四子を出産し、ハーバードのリサーチ・フェローとして日米を行き来している。東日本大震災後は産婦人科医、助産師、家庭医のメンバーと被災地妊産婦支援プロジェクトを立ち上げた。Child Research Netの「被災地レポート」、日経メディカルオンラインの「子育てしながらハーバード留学!」、日経BP「Ecomom」、日本医事新報「考えてみませんか?働くこと、楽しむこと」連載中。共訳書に医学書の「感染症Emergency(南江堂出版)」「肥満の疫学(名古屋大学出版会)」がある。